画像をPOPなコミック調に加工したい時に使うと効果的なカラーハーフトーン。Photoshopではフィルターをかけるだけで手軽に加工できますが、好きな形のドット柄を作るのってどうやるんだっけ…と思い出せない時のための備忘録。
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カラーハーフトーンを使ってドット柄の円を作る
作例は円ですが、任意の形で作れます。ポイントはグラデーションです。
作成手順
- 背景が白のレイヤー上に、グラデーションツールを使って中心から[黒→白]の円を描きます。
- フィルタ:カラーハーフトーンを実行。 メニューバー [フィルタ] > [ピクセレート] > [カラーハーフトーン] 角度は各チャンネルの数値を全て45に統一 ※ポイント1参照
ポイント 1
- ハーフトーンスクリーンの角度は各チャンネルの数値を全て45に統一。 最大半径は適宜設定(作例は20px)※ドキュメントサイズ 1000×1000px 72dpi RGB
チャンネル数値を初期値のままにした場合は、以下のようにドットが少しずつずれたように見える結果になる。
ポイント 2
- 白・黒以外の色相が残ってしまった場合は色調補正で彩度を落とす。
[イメージ] > [色調補正] > [彩度を下げる]
作成したドット柄の背景を透明にする方法
上記の手順で作成した画像は背景が白の統合された画像なので、他の画像と重ねたり色を変更することができません。
使い勝手が悪い…ということで、これらを解消するやり方は複数あると思いますが、ここではその内の1つをご紹介します。
➊レイヤーを全選択し、コピー(Ctrl+C または Cmd+C)する。
➋レイヤーマスクを追加し、マスクを選択した状態にする。
➌チャンネルパネルに切り替え、1番下のチャンネル上にペースト(Ctrl+V または Cmd+V)する。
➍ペーストしたチャンネルに対し、色調補正から階調の反転を選んで実行する。 [イメージ] > [色調補正] > [階調の反転]
➎該当チャンネルを非表示にしてレイヤーに戻り、背景が透明になっているのを確認して完成。
➏色を変えたい時は、カラーオーバーレイなどを使って任意の色に変更。
↑ 背景を透明にしたドット柄にカラーオーバーレイを使ってそれぞれ色を変更、レイヤーの描画モードも変えて配置した結果。
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