Photoshop

Photoshopのカラーハーフトーン

画像をPOPなコミック調に加工したい時に使うと効果的なカラーハーフトーン。Photoshopではフィルターをかけるだけで手軽に加工できますが、好きな形のドット柄を作るのってどうやるんだっけ…と思い出せない時のための備忘録。

★ ★ カラーハーフトーンを使ってドット柄の円を作る

作例は円ですが、任意の形で作れます。ポイントはグラデーションです。

作成手順

  1. 背景が白のレイヤー上に、グラデーションツールを使って中心から[黒→白]の円を描きます。
  2. フィルタ:カラーハーフトーンを実行。 メニューバー [フィルタ] > [ピクセレート] > [カラーハーフトーン] 角度は各チャンネルの数値を全て45に統一 ※ポイント1参照
ポイント 1
  • ハーフトーンスクリーンの角度は各チャンネルの数値を全て45に統一。 最大半径は適宜設定(作例は20px)※ドキュメントサイズ 1000×1000px 72dpi RGB
チャンネル数値を初期値のままにした場合は、以下のようにドットが少しずつずれたように見える結果になる。
ポイント 2
  • 白・黒以外の色相が残ってしまった場合は色調補正で彩度を落とす。
[イメージ] > [色調補正] > [彩度を下げる]
作成したドット柄の背景を透明にする方法
上記の手順で作成した画像は背景が白の統合された画像なので、他の画像と重ねたり色を変更することができません。 使い勝手が悪い…ということで、これらを解消するやり方は複数あると思いますが、ここではその内の1つをご紹介します。

レイヤーを全選択し、コピー(Ctrl+C または Cmd+C)する。

レイヤーマスクを追加し、マスクを選択した状態にする。

チャンネルパネルに切り替え、1番下のチャンネル上にペースト(Ctrl+V または Cmd+V)する。

ペーストしたチャンネルに対し、色調補正から階調の反転を選んで実行する。 [イメージ] > [色調補正] > [階調の反転]

該当チャンネルを非表示にしてレイヤーに戻り、背景が透明になっているのを確認して完成。

色を変えたい時は、カラーオーバーレイなどを使って任意の色に変更。

↑ 背景を透明にしたドット柄にカラーオーバーレイを使ってそれぞれ色を変更、レイヤーの描画モードも変えて配置した結果。

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バンドワゴン効果

多数に人気のあるもの、支持されているものに惹かれて、それらの製品や事象への人々の支持がさらに高まる現象。行列がさらに人を呼ぶなど。
※『バンドワゴン』とはパレード楽団のこと

フォールス・コンセンサス

多くの人が自分と同じ意見を持ち、同じような行動をするだろうと考え、自分を多数派だと思い込むこと。
(さらには周囲と同じ行動を取れば安心するという心理)
※False Consensus:偽の合意

同調効果

周囲と同じ行動をしていると安心し、逆に自分が正しいと思っても他人が異なる行動をしている場合には不安になるといった集団心理のこと。

ピグマリオン効果

他者の期待値が本人の成長・成績結果に影響を与える心理効果。
アメリカの教育心理学者・ローゼンタールの実験では、教師が期待をかけた生徒とそうではない生徒の間では成績の伸びに違いが見られた。
※『ピグマリオン』はギリシャ神話の自作の乙女像に恋をした登場人物から。

ウィンザー効果

口コミやレビューなど、第三者から間接的に情報が伝わることによって、より信憑性や信頼感が増す心理効果。
直接本人から伝えられる評価に対しては利害関係を疑ってしまうため、無関係の第三者の意見の信憑性が増して感じられる。

ハロー効果

ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。後光効果とも呼ばれる、心理学における認知バイアスの1つ。

希少性の原理

需要に対して供給が少ない時、手に入る機会が限定される場合など、同じ内容のものであっても価値を高く評価してしまう認知バイアスのこと。

アンカリング効果

交渉の際、先行して提示される何らかの数値によって後の数値の判断が歪められる認知バイアスの一種。
例えば「この商品は1万円より高いと思うか?」と尋ねることによって、回答はアンカーである1万円に近い数値になる傾向のこと。

カクテルパーティー効果

多人数が談笑している会合など周辺の雑音レベルが高い場合でも、自分が話している相手の声はきちんと聞き取れる現象から、
自分に関係のある情報には注意が向けられる効果のこと。

ストーリーテリング

伝えたい内容を、それに関連した体験談やエピソードなどを引用しながら伝えるすることで、相手に強く印象付ける手法のこと。
物語として記憶されるので印象に残りやすい。

エピソード記憶

特定の日時や場所と関連した個人的経験(イベント)に関する記憶

損失回避性

損失を、利益よりも大きく評価する心理効果のこと。
新たに得られる利益からくる満足より、同額の損失がもたらす苦痛の方が大きいと感じる現象。

バイヤーズリモース

買い物をした直後に感じる不安や後悔の感情。
商品の品質に関係なく発生するため、こうした不安を解消することで返品や解約のリスクを下げ、リピートに繋がることが期待される。

親近効果

最後に提示された情報の再生率が良いこと。「新近性効果」とも言う。
接客業における「お見送り」など、最後の情報で印象が決定されやすい。

リフレーミング

事実に対して与えている意味づけを変え、異なる見方でとらえ直すこと。
例えば不動産物件の「徒歩15分」という表現に対して、「駅から遠過ぎて資産価値が無い」「歩けば健康に良い距離」など、同じ情報でも人によって受け取り方が違う現象。

想起集合

マーケティングにおける想起集合
例えば消費者に対して、ある分野のブランド名や企業名を想起させる「○○と言えば?」といった質問をした際に想起された一群(通常3~5個程度)を想起集合、もしくは喚起集合と呼ぶ。

準拠集団

個人の価値観、信念、態度、行動などに強い影響を与える集団。
何かを決めるときに判断の基準となることがある。